暖かい冬の初物


 
記憶にないくらい暖かいこの冬、裏庭ですでにオオイヌノフグリが咲き誇っているのに驚き、もしやとは思っていましたが、前庭を散策していて発見してしまいました。ふきのとう。10日ほど前のこと、つまりまだ1月のことです。早い。早すぎる。その日はそうはいっても臙脂の花びらが硬く閉じていたので眺めるだけにしておきましたが、今朝、改めて確認してみると萌黄色の花びらがふわっと広がりつつあり、収穫。
去年はどうだったかと振り返ってみたら、第一弾の収穫は3月10日。木の芽がぷくぷく膨らんで、椿が満開を迎えている頃でした。
  
雪かきをしなくていいのはうれしい。スタッドレスが替え時だったけれど先送りにしたから雪が少ないのは安心。寒い事務所だから暖かいのもうれしい。それでも、やはりこの暖かさは不安。今年の夏は水が足りなくなるだろうか。地球は大丈夫なのか。今も雪だか雨だかわからないようなものが降っています。
 
ひとまず、ふきのとうはおいしくいただきたいとは思いますが、初物をいただくのにこんな複雑な気持ちになるのはいただけないことです。(緒)