どんど焼き


氏神様の駒形嶽駒弓神社で、どんど焼きが執り行われました。
  
駒弓さんのところに住みはじめて19年ですが、はじめて出かけました。だるまのはぜる音に驚いて、一気に燃え上がる様子に興奮を覚え、誰ともなく自然とお餅を焼きはじめるんだなあと感慨にふけりました。
 
というのも、生まれ育った土地は小諸市のなかでも新しい住宅地だったので、どんど焼きはありませんでした。だから、仕事で行ったり勉強したりすることはあれど、ちゃんと自分ごととして見たのは初めて。
  
…とすると、わたしが子どもの頃、お正月飾りをどうしていたのだろうと母に聞いてもうろ覚え。おじいちゃんがなってくれたのをお正月になると持ってきてくれて飾っていたのは覚えています。当時自宅にあった焼却炉で炊き上げていたのか。今度父に聞いてみなければ。
  
「そういえば、途中で紙の門松になったよね」と母。紙の門松。一瞬戸惑いましたが、ありました。長方形の、門松のイラストを印刷したお札のような、お札というにはちょっとあれな「紙」。一時期、公民館が配っていたんだそう。
 
今はその生まれ故郷では、紙の門松もなくなり、ここ10年くらいの間にはどんど焼きもやりはじめたのだとか。「そういう時代なのかな」と母。父も母は小さい頃にどんど焼きをきちんと経験した世代。人は何を求めているのか。でも、「そういう時代」なら、いい時代なのではないか思います。(緒)
 
無病息災を願って餅を焼きます。繭玉の人もいれば、四角いやきもちの人も。
やきもちの人は、竹やアルミで作った自作の餅焼き機持参!!!