菊の花が好きだ

てくてく歩いて出かけた長野市街地。その帰り道、やはりてくてく歩いて寄ってきたのが善光寺で行われている菊花展。これが秋の楽しみ。ようやく来られた土曜日、盛りはすぎて哀愁漂う菊もありましたが、それも美しい。重力に落ちる花弁の持つ空気感は、 なんとも艶かしいと思うのです。
 
とりわけ、菊の盆栽がすきです。孤高のなか儚げに咲く姿が美しい。事務所の庭で手一杯だけれど、いつか菊の盆栽をやってみたい。近所の造園屋さん「おらが園」の社長にそう言ったら、盆栽を心得るのは庭に向かううえでもすばらしいとのこと。
庭にはどんぐりや山椒や松の実生もたくさん。それを苔玉にしようかと思っているがどうでしょうと相談すると、それもよかろうと。実生を盆栽にするのはさらに良いのだそう。
  
冬がおりてきたところではありますが、少しずつ、また庭に向き合う日々です。