庭の天蚕


引っ越してからずっと気になっていたもの。前庭にたまる去年の落ち葉。今年の落ち葉が落ちてからあわせて掃こうか迷ったものの、あのこびりつくように鎮座する去年の落ち葉を掃くのと、紅葉まだ鮮やかで軽やかな落ち葉を掃くのとでは、まったく違う作業。軽やかに舞い上がる落ち葉掃きを楽しむためにも、去年の落ち葉掃きは事前にをやってしまおう。そう思い立って掃き始めたら、ビニール袋6つ分が集まって、非常に満足。地面が見える!
 
そこで発見したのが「繭」でした。繭です。何度か目を疑いましたが、どうみても繭。以前、安曇野の天蚕を取材したとき、クヌギなどの葉をえさにしていると聞きましたが…庭に毎日大量に落ちるどんぐりを見る限り、庭木は同じブナ科のカシのよう。枝がかなり高い位置にあり、目視ではほかの繭があるかどうか確認できませんが、興奮冷めやらぬ落ち葉掃きとなりました。もっと早く気づいてあげられたら、もっときれいな状態の繭だったかもしれない。そこがちょっと残念。(緒)