信州初のシードル専門醸造所へ


 
塚田の旦那さんで、元同僚の安斎くんが取ってきてくれた仕事で、長野県のシードルをご紹介する冊子をつくることになりました。調べて行くと、最近シードルが増えているとは思っていたものの、なんと県内には60以上もの造り手(農家含む)があるそうで、その実態はなかなか知られていません。そして信州のくだものといえば、りんご。かつ、秋にりんごのなる風景ほど郷愁を誘う風景はないと思っているわけで、これこそ、今、伝えなければならないことだ! と使命感に燃えている今日この頃です。
その冊子の特集記事をつくるために、2016年に伊那市にできたシードル専門醸造所「カモシカシードル」へ取材に出かけてきました。
自社畑のりんごは収穫が終わってしまったそうですが、提携の農家さんの畑のフジはまだあるとのことで、シードルをご提供いただいてパシャリ。カメラは平松マキちゃん。奥に写っているのが、カモシカシードルの入倉社長。
 
畑に向かうために入倉さんの車のあとをついて農道を上がって行くと、入倉さんの車の勢いで色とりどりに紅葉した落ち葉たちが舞い上がり、まるで結婚式の車(缶がカランカランと鳴る)のようで、とてもかわいい。見上げれば、山々は錦をまとってとても美しい。シードルは驚くほどの酸味とほのかな渋みで、料理によく合いそうで、とてもおいしい。しあわせな取材。
 
冊子は2月中に発行すべく、鋭意制作中です。(緒)