城山公民館報


 
縁があって、この春から城山公民館が発行する館報「城山」の編集委員を務めています。城山公民館は、善光寺の周辺の幾地区かをエリアとする広域の公民館です。
編集委員といっても、職員の方が考えた構成についてコメントし、集まってきた原稿を簡単にチェックするだけ。いや、「だけ」と言っては恐縮ですが、普段ゼロから媒体をつくることを考えると、ずいぶんと楽をさせていただいてるような気がしてしまって。
 
公民館報というだけあって、見た目も、内容も、とても硬派です。
(9月号はこちら→館報「城山」9月号
その内容がとても興味深く、原稿が一堂に会した日の編集会議はとても楽しみ。9月号でいえば、3頁の「鐘鋳堰(かないぜき)を歩く」や「我が町 花咲町」、4頁の「歴史シリーズ 信濃招魂社」などなど、暮らしている地域のことを丁寧に紐解く内容に、へー!ふーん!そうなんだー!知らなかった!と逐一感心しながら読み進めています。
  
今日の編集会議は、お楽しみの次号12月号の原稿が一堂に会する日。「鐘鋳堰を歩く」では、かつて染色の町だった岩石町の歴史や町名の由来が、「歴史シリーズ」では歴史長野市随一の桜の名所ともいえる城山公園の桜の歴史が紐解かれたり。小林館長に「チェックしてね」と言われつつも、一読者として読み込む方が楽しくなってきてしまって困ってしまう。
歴史が積層して今がある。週末は久々に鈴木博之先生の『日本の地霊』をひっぱり出して読もうかな。(緒)